船橋二和病院 吉田光希 医師
「帯状疱疹 」は、子どもの頃にかかった「水ぼうそう」と同じウイルスが原因で起こる病気です。水ぼうそうが治ったあとも、ウイルスは体内にひそんでいて、年齢を重ねたり、若い人であっても疲れやストレスで免疫力が落ちたときに再び活動を始め、帯状疱疹として発症します。

症状としては、体の片側にピリピリした痛みが出たあと、赤い発疹や水ぶくれが帯のように現れます。顔やお腹、背中など、出る場所はさまざまです。
これは、皮膚の症状が治ったあとも、強い痛みが何か月、時には何年も続いてしまうことがある後遺症で、高齢の方ほどかかりや
すく、治りにくいとされています。
この帯状疱疹はワクチンで予防することができます。50歳以上の方を対象としたワクチンがあり、発症を防いだり、発症しても軽く済んだり、神経痛の予防にもつながります。現在、多くの自治体ではこのワクチン接種に対する費用助成を行っており、自己負担が軽くなるケースがあります。ただし、助成の有無や金額、対象年齢は自治体によって異なります。ご自身やご家族が対象かどうかを調べるために、お住まいの自治体に確認することや、届いた予診票の内容をチェックしてみてください。
ふたわ診療所では月~土予約制でお受けしています。
(内科・内科専門・外科等で定期受診の方は診察時に出来る場合があります。主治医にご相談ください。)
接種を希望される場合は、 医師と相談のうえで進めていくと安心です。早めの対策がつらい後遺症を防ぐ一歩になります。帯状疱疹について、ぜひこの機会に一度考えてみましょう。

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