後期研修について

後期研修医 募集中!

後期研修の特徴

当院では高い医療技術を提供できるだけではなく、患者の立場に立って命と人権を守ることができる医師を育てるために、以下のような目標を持って医師養成にあたっています。

習得すべき5つの基本的な柱

  • 1 日常の医療活動を常に学術的に検討するとともに、新しい医学の成果を謙虚に学び、日々の実践に結びつける
  • 2 専門性にとらわれることなく、すべての医師に求められる基本的・総合的な診療能力を身につける
  • 3 チーム医療を理解し、そのリーダーとしての役割を果たす
  • 4 広く社会・医療の情勢に目を向けて医師としての社会的役割を自覚し、患者の受療権や人権を守るための運動に取り組む
  • 5 後継者育成のため、医学生や後輩研修医のよき相談相手として的確な指導や助言を行う

内科領域は、大学病院、東葛南部医療圏の中核病院、診療所と多彩な医療機関での研修が可能です。専門性と総合性を追求し、内科医としての総合的な力量を身につけられるプログラムです。
総合診療領域は、3年間の年限で、千葉県内で全ての研修を修了することが可能なプログラムです。大学病院や診療所など様々な医療機関との学習交流があります。
小児科、外科、リハビリテーション科、産婦人科、麻酔科、病理科も連携施設としてのプログラムがあります。 他科とも協力し合い、地域で求められる役割に応えるチーム医療の一員として成長していける医師の育成を目指しています。

後期研修目標

  • ①総合性を自らの専門として高い力量を持つ総合医、総合的基礎力を備えた専門医を目指す
  • ②SDH(健康の社会的決定要因)の視点を持ち、HPH活動(疾病予防・健康教育・ヘルスプロモーション)に取り組む
     地域で、患者中心の医療、プライマリ・ケアを実践できる基本的な診療能力を身につける
  • ③差別のない平等の医療、患者の自己決定権を尊重する共同の医療の実践
     チーム医療の一員として、リーダーとしての素養を身に付ける
  • ④後輩、医学生等へ教育指導を行う
  • ⑤社会保障の充実・平和と人権について意識・行動できる医師になる
  • ⑥自己管理能力を身につけ、ワークライフバランスのとれた医師になる

後期研修委員長 ご挨拶

病気だけでなく人を診る、といわれて久しいですが、まさにいま、医療人には専門とする病気の診断、治療はもちろん、患者さんが併せ持っている病気、社会的背景など、多様な問題に幅広く対応できる能力が求められています。
後期研修では、各専門分野の基礎から、現在必要とされている医療水準に至るまで、経験、習得し、認定医、専門医資格の取得を目指します。それに加えて、患者さんの持つ様々なproblemに多角的に対応する力量を身に着けます。
各科や各職種との円滑な連携、目標設定や到達点、勤務状況等の定期的な相談、調整によって、安心して研修に臨めるようにサポートしています。

後期研修委員長 川名智之

専攻医コメント

船橋二和病院 腎・透析科での後期研修を選択した理由の一つは、船橋市内で腎疾患の精査、透析導入を一手に担う病院であり、数多くの経験を積むことができると考えたことです。実際、当院は近医より多数の紹介を受けており、保存的な今後の治療方針をたてたり、腎生検を実施してその後の加療を継続して診ていくことができます。また診ていた患者さんの腎機能が悪化したときに透析導入までひとつなぎに診ることができ、50床ある透析室病床では様々な疾患を抱える透析患者さんを診ています。二つ目は医局が一つであり垣根がなく、他科コンサルトをしやすいことが挙げられます。腎疾患をもつ患者さんは前述の通り多くの疾患を抱えていることが多く、他科の先生の診察やアドバイスが必要となることが多いためとても頼もしく思っています。腎・透析科だけでなく、他科の上級医にも相談しやすい環境のため、不安を抱えることなく研修をすることができています。

内科・腎透析科コース
阪 名月

専門医資格の取得

船橋二和病院では、専門医資格の取得に関し、以下のような施設認定を受けています。
新専門医制度における資格取得につきましては、次項「新専門医制度」をご参照ください。

  • 日本内科学会認定制度教育病院
  • 日本リハビリテーション医学会研修施設
  • 日本外科学会専門医制度修練施設(指定施設)
  • 日本乳癌学会認定医・専門医制度関連施設
  • 日本小児科学会小児科専門医研修施設
  • 日本循環器学会循環器専門医研修施設
  • 日本腎臓学会研修施設
  • 日本透析医学会認定施設
  • 日本麻酔科認定病院
  • 日本病理学会病理専門医研修認定施設B
  • 日本臨床細胞学会認定施設
  • 日本静脈経腸栄養学会認定NST(栄養サポートチーム)稼働施設
  • 母性保護法指定研修医療機関

新専門医制度

基幹プログラム

領域 プログラム名 連携施設 特別連携施設
内科 船橋二和病院
内科専門研修プログラム
詳細を見る
汐田総合病院、千葉県済生会習志野病院、千葉大学医学部附属病院、東葛病院 千葉健生病院、船橋二和病院附属ふたわ診療所、城南病院、船橋市立医療センター
総合診療 船橋二和病院
総合診療専門研修プログラム
詳細を見る
さんむ医療センター、東葛病院、船橋市立医療センター

千葉民医連の診療所を中心とした総合診療プログラムはこちら

連携プログラム

領域 基幹施設
総合診療科 南浜診療所 
リハビリテーション科 千葉大学医学部附属病院 千葉県千葉リハビリテーションセンター
外科 船橋市立医療センター 東京大学医学部附属病院
麻酔科 船橋市立医療センター 国立病院機構災害医療センター
小児科 船橋市立医療センター
産婦人科 千葉大学医学部附属病院 東京女子医科大学八千代医療センター
病理科 千葉大学医学部附属病院

トランジショナルイヤー研修

トランジショナル・イヤー(TY)研修とは

初期研修修了後に専門とする領域を決めず、さらに深めたい領域や総合的な力量を身につけることを目的とした研修です。
初期研修修了後、多くの場合は新専門医制度による専門研修に進みますが、初期研修2年間では専門科決めきれない研修医も少なくありません。
3年目に専門研修に進まず、「将来の専門分野で役に立つ他の診療科の研修を行いたい。」「救急や総合診療のスキルをしっかり身に着けてから、専門科の道に進みたい。」等の研修医の希望に添った個別のプログラムで研修を行うことができます。
随時、相談見学を受け入れております。お気軽にお問合せください。

プログラム例①

将来は産婦人科を目指したいが、内科全般の知識をもう少し身につけたい。

始めの半年間一般内科で内科全般を研修、その後研修医の希望に沿い救急科、循環器内科を研修、その後4月からの産婦人科専門研修に向け、産婦人科研修を行う。

プログラム例②

初期研修の2年では進みたい科が決められなかった。興味のある科をもう少し経験したい。

研修医の希望に沿い、興味のある外科・産婦人科・消化器内科・整形外科を研修。

専門研修(サブスペシャリティ領域)

船橋二和病院の後期研修中であっても、専門医取得や専門家として1人立ちするために必要な力量を身につけるために、コースによっては外部に研修に出ます。
3ヶ月から半年など一定の期間まるごと外部に行く場合と、毎週1日定期的に行く場合があります。
また、千葉民医連には後期研修後も、医療活動の発展のために外部へ研修に出る専門研修規定があります。時期や行き先、研修内容については、まず所属の科で話し合います。

後期研修医・新専門医制度専攻医 募集要項

新専門医制度の状況により、内容が変更になる可能性があります。予めご了承ください。

(横にスクロールしてご覧ください)

募集人数 内科:3名、総合診療:2名、腎透析科・循環器科・その他領域:若干名、
新専門医制度以外の研修医も募集しています
応募資格 初期臨床研修を修了した医師、または修了見込みの医師
募集プログラム 当院基幹プログラム、当院連携プログラム、
その他、新専門医制度以外の研修についても募集しています
身分・処遇 身分:常勤職員、社会保険/年金加入、家族手当/住宅手当/通勤手当あり
給与:専攻医1年目 402,110円(当直などの手当と賞与は別にあり)
手当等:家族手当、通勤手当、医師手当、当直手当など
その他:学会年会費は2学会まで病院負担、
    学会参加は年2学会まで病院負担(発表する場合はこれを限度としない)
医賠責保険:病院として加入(個人負担なし、個人の加入を制限するものではありません)
勤務時間 4週6休 月曜日~金曜日 8:45~16:55、 土曜日8:45~12:20
休日・休暇 日曜日、祝祭日、5/1、12/28~1/3
選抜方法 各プログラムによる(面接、書類選考、小論文など)
応募方法 下記お問い合わせ先に次の書類をご郵送ください
1.履歴書
2.臨床研修修了書または臨床研修修了見込書
3.医師免許証の写し
4.小論文(将来の医師像と研修応募目的を800字程度で作成)

船橋二和病院 内科
専門研修プログラム応募申請書
船橋二和病院 総合診療
専門研修プログラム応募申請書

応募期間 2023年6月~ その後、定員に達するまで随時(日本専門医機構の定めに拠る)
試験日 追ってご連絡いたします

お問い合わせ・書類送付先

船橋二和病院 医師担当事務 佐藤まで
〒274-8506 千葉県船橋市二和東5-1-1
E-mail:r-satou@min-iren-c.or.jp
TEL:047-447-9745

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