船橋二和病院からのお知らせ

2019.03.01 医療コラム

座ると腰が痛い時には

なるべく整形外科的な雑談①

船橋二和病院 整形外科 大井康二

整形外科の大井と言います。少しの間、お話にお付き合いください。痛みを主な訴えとして受診されることが多いと思います。その部位、症状は様々です。

例えば、腰痛は、姿勢や体の使い方がかなり影響しています。2本あしで歩きはじめた人類の宿命かと言うと、どうもそうではないようです。狩猟の時代から農耕の時代に移ってから生じるようになったという説もあります。

普段からしっかり運動する。長時間座ったままでいない、などが予防に大切と考えられています。運動と言っても特別なものではなく、やはり歩くことが基本でしょう。1日30分くらい屋外を歩ければ運動にもなり、日光にも当たれて骨粗鬆症の予防としても良いと思います。座っている時も、立っている時も、歩いている時も、頭の天辺を上から糸で引っ張られているようなイメージを持つと、良い姿勢になることが多いと言われています。体を前に曲げる時も、腰の自然なカーブを崩さないようにすると負担がかかりにくいようです。

座り方で、このカーブを保持しやすいのが正座で、逆のカーブを作ってしまい、かなり負担となるのが胡座(あぐら)です。但し、正座は膝に負担がかかるので要注意です。いろいろな症状の方がいらっしゃるわけで、全ての方に最適な事を示すことはもちろんできません。疼痛が強かったり、脊柱管狭窄症の方、神経症状のある方等は、また外来でお話を。


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