こんにちは、今日は、少し傾向のかわったお話です。日常生活における広い意味でのケガ
をどうしたら回避できるかについて考えてみたいと思います。
まず朝です。起き上がるときに、いきなり仰向けからでは腰にかなり負担がかかります。横向きになり、腕の力を借りて、ベットであれば両脚をベットサイドに降ろしながら良いと思います。起き上がる前に膝を抱えて軽く腰のストレッチなどできたら尚よいでしょう。洗顔も要注意でし。不用意に腰をかがめると、ぎっくり腰のリスクがあります。腰の生理的S状カーブを意識していると、リスクは少ないようです。着替えですが、ズボンをはくときに転倒して手首を骨折してしまった人もいます。スリッパでの歩行や階段昇降は、多くの御高齢の方にとっては、やはり危ないのかもしれません。足を冷やさないことは大切ですので、滑りにくい靴下がお勧めです。御高齢の方は、特に立ち上がる、歩き始める、向きをかえるなどの動作の開始や転換期に転倒することが多いようです。バランスをくずした時には、体勢を立て直すことが難しくなってきているのです。それを認識し、ご自分や
ご家族が転倒しないよう、気を配りたいものです。認知面の低下のある方は、自分がどのくらいなら安全に行動できるか、などの判断が難しくなっています。ご家族等、まわりの方の注意が必要です。(また次回まで) 整形外科 医師 大井康二
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