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研修医◆家庭医レクチャーを開催しました。

家庭医レクチャーの様子
カメラ家庭医レクチャーの様子

2015年10月5日(月)今年度2回目の研修医向け「家庭医レクチャー」を開催しました。
2ヶ月に1度、亀田ファミリークリニック館山の岡田唯男先生を招いての学習会と毎週月曜の夕方行っている救急症例のカンファレンスです。

研修医含めた医師9名、医学部6年生1名が参加しました。「ガイドラインについて」をテーマに、ガイドラインの使い方と探し方についてレクチャーいただきました。
 外挿(既知の事から道を推測・予測すること)は、事実関係が証明されている範囲を超えると同じ関係が成り立たないことが多く、エビデンスは「あれば良い」のではなく、「どんなエビデンスがあるのか」ということにこだわるべき、とのお話しでした。

 具体的に、高血圧の治療(投薬)を例に挙げて、かつては入手可能なエビデンスが少なく、外挿(血圧が下がれば予後は改善されるだろう、など)するしか無かった。
 血圧・脂質・血糖などの中間指標(DOE)が改善すれば、長期予後や合併症(POEM)が改善されると考えるのは外挿であり、ODE改善の先にPOME改善が担保されるか否かは直接調べる以外に無い。
ガイドラインの探し方についても、研修医から質問があり
① 関連性が担保されること
  ・ジェネラリストが働く現場で実現可能(その分野の専門家以外が利用することを前提とし、重症度や検査、治療の侵襲性などが考慮されている)
② 妥当性(正しさ、適正さの担保)
  ・作成年度(最新のガイドラインが5年以上古い場合は、それ以降のエビデンスを別に調べて補う覚悟で)
  ・最初に要約がある
  ・推奨レベルやエビデンスレベルの記載が分かり易い(どの様にして各レベルにあてがわれているかが明確に記載してある)
  ・推奨されるガイドラインの作成方法 評価方法を満足する方法で作成されている
  ・利益相反が開示してあり、かつ利益相反が無いかできるだけ少ない
③ 簡便性
  ・簡単に手に入る(webでの無料公開が最も望ましい)
  ・最初に要約がある
  ・厳密さ、細かさよりもシンプルさ分かりやすさ、覚えやすさが優先されている
  ・過去のガイドライン改訂の場合は、変更点が簡単に分かるようになっている
 などの説明がありました。
参加した医学生さんからは、「現在UP to dateを使っているのですが…」と質問があり「推奨度やエビデンスレベルの記載が無いものについては、教科書的な使い方をすると良い、DynaMedはエビデンスの辞書と考えればよいのではないか」との返答がありました。

 その後、岡田先生には救急外来症例カンファにも参加していただき、「発熱・はきけ・
下痢で受診した19歳男性」という症例についてカンファレンスを行いました。

次回も2か月後に開催されますので、興味ある学生さんは是非ご参加ください。