今回は、あわあわ沐浴についてのお話です。
皆さんは、「あわあわ沐浴」という言葉を聞いたことがありますか?
沐浴と聞くと、赤ちゃん用のお風呂にお湯をためて、ガーゼで石鹸をつけながら洗う方法をイメージされるかたが多いと思います。
それに対してあわあわ沐浴は、お湯をためずに、シャワーなどでお湯を流しながら洗う方法です。
当院では、従来の沐浴から、あわあわ沐浴に変えていく予定です。ではなぜ変えるのか・・ここで、あわあわ沐浴のメリットと特徴をお伝えします。
①シャンプーとボディソープをわける。
→大人と同じですね。頭は体に比べて皮脂腺や汗腺が多いため、それぞれの場所にあった洗浄剤を使います。
②ガーゼを使わない。
→ガーゼのざらつきが刺激になってしまうため、手で優しく洗います。
③汚れたお湯に長時間浸からせない。
→皮脂が浮いたお湯に浸かったままだと、十分に洗浄できません。
④顔も泡で洗う。
→頭だけではなく、顔も皮脂腺が多く、湿疹が出やすいです。顔も泡をつけて洗うこと で、余分な皮脂が落ち、湿疹が出にくくなります。
⑤よく保湿する
→新生児の皮膚は薄く、保てる水分量も少ないため、乾燥しやすいです。保湿をすることで、バリア機能を保つことができます。保湿剤を塗ることで、ベビーマッサージの効果も期待できます。
赤ちゃんの肌はデリケートですが、あわあわ沐浴にすることで、できるだけ良い状態を保つことができれば良いな、と思います。
入院中には、1回ママに実際にやってもらっています。お風呂に入る赤ちゃんはとっても可愛いですよ。楽しみにしていてください!
動画で詳しいやり方を説明しています。ぜひ、ご覧ください。
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