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ちょっと気になるこそこそ話:尿漏れ

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ちょっと気になるこそこそ話:尿漏れ

A美さん(40代:子供は3人)とそのお友達のC子さん(50代:子供2人)がお話をしています。なにやら、女性ならではのちょっと困ったお話のようです。

A美さん:最近ちょっと憂鬱で。実は尿漏れがたまにあって、、。C子さんはどう?
C子さん:そうなのね。実は私も悩んでいたのよ。それで勇気を出して二和診療所の産婦人科に受診してみたの。そうしたらね、病気じゃないんだってわかって。対処方法も教えてもらったのよ。
A美さん:そうなんだ、どんな話をしたのか教えてほしいわ。
C子さん:いいわよ。私こんなお話をしたの。


C子さん:聴くのが恥ずかしいのですが、尿漏れって病気なんでしょうか?
医師:女性の尿漏れは、骨盤底筋の緩みが原因の一つとなっている場合が多いです。

C子さん:私はくしゃみをした時に尿漏れがあるのですけれど、、、

医師:くしゃみや咳など、腹圧がかかった時につい尿漏れしてしまうタイプは腹圧性尿失禁といいます。突然起きた強い尿意のために我慢できず、尿漏れをしてしまうタイプは、切迫性尿失禁といいます。
この二つの尿失禁が混在するタイプを、混合性尿失禁といいます。

C子さん:あの、骨盤底筋って何ですか?
医師:骨盤底筋は膀胱や子宮・直腸などの臓器を下から支え、尿道や膣・肛門を緩めたり、閉めたりする筋肉です。

C子さん:骨盤底筋が緩みやすいのはどうして?
医師:出産や加齢により骨盤底筋が緩みやすいためです。

C子さん:もう治りませんか?
医師:骨盤底筋体操をすることで、緩んだ骨盤底筋の収縮力を回復し、尿漏れを防ぐことができます。

そんなわけでLet's Try 骨盤底筋体操

①肛門をぎゅっと締めます(おならを我慢するイメージです)。
②膣・尿道を締めます(おしっこを我慢するイメージです)。
③肛門・尿道を引き上げるようなイメージで、骨盤底筋全体を持ち上げます。
④そのまま10秒間骨盤底筋を締めます(おなか・腰・足はリラックスです)。

POINT

*腹筋に力を入れず、骨盤底筋だけ締めるイメージで。
*1回10分、1日数回(寝る前や、立ったり座っているときでも体操できます)。
*できるだけ毎日続けましょう。継続は力なり、です。ご自分のペースで続けていきましょう。
*遅くとも2~3か月で体操の効果は表れます。

C子さん:なるほど、よくわかりました。なんだか話を聞いてもらって安心しました。今日来てよかったです。
看護師:尿漏れは、女性なら誰にでも起こりえることですよ。決して恥ずかしいことではありません。また、最近では尿漏れシートなど、用途に合わせて色々な種類が市販されています。日々楽しく過ごすために、どうぞ気軽に受診してみてください。

C子:というわけだったのよ。
A美:そうなのね、私も行ってみよう。

☆終わりに
二和診療所:産婦人科外来では2022年9月よりウイメンズリハビリを開始しています。理学療法士による産後の腰痛(保険診療)や尿漏れ指導(自費診療)を行っています。興味がある方、ぜひ産婦人科外来に受診して医師にご相談くださいね。



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